
「ラディエール22C」はマキシスが開発した
ロードレース用としては初となる
ラジアル構造のレーシングタイヤ。
以前からマキシスはトリプルコンパウンドを
採用した『クールシュベル』、
ヒルクライム専用タイヤ『モンヴァントゥー』
のような先進的なタイヤをリリースしており、
非常に優れた技術力を持つメーカーです。
自宅には各社のチューブラー、チューブレス、クリンチャーと種類を問わずタイヤが
ゴロゴロしてるタイヤマニアのスタッフ澤村が自腹を切ってテストしました。
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外見ぱっと見た感じは細く、タイヤハイトも低くレーシングな雰囲気。
断面は尖った楕円形で車体を傾けた際に設置面積が大きくなる
構造になっており、性能のキモとなるコンパウンドも強力なグリップに
定評のある『クールシュベル』と同様のトリプルコンパウンド
(3種の素材が段階的に配置されている)。
なお、タイヤサイドに表記された推奨空気圧は9~10BARとかなり高い。
ホイールに装着して空気圧を9.5BARまで上げていざ実走。
踏み出しはそれほど軽くはないと感じたが、スピードが上がってくると
9.5BARという高圧の恩恵か軽快な走行感に変化する。
コーナーリング時は尖った断面形状のおかげで
接地面積が増えることに加え、車体を倒すほど
サイドに配置されたソフトでグリップの高いコンパウンドが
強力に地面を捉えるのでどんな速度域でも安心して曲がることができる。
そしてなにより不思議なのが
コツコツとした路面の凹凸は拾うのだけれど全く跳ねないこと。
普通はクリンチャータイヤを9.5BARまで上げると
ちょっと荒れた路面で35km/h以上の高速域までスピードを上げると
タイヤが跳ねてコントロールし難い感覚が顔をだすのだけれど、
このタイヤは全くそのようなことはない。
むしろ従来のタイヤより安定している。
この特性は直進時もコーナーリング時も同様。
これがラジアル構造の恩恵なのだろう。
また、軽量タイヤに多いパンク対策としてタイヤ全面に
『シルクワームプロテクター』と呼ばれる耐パンク層が張られており、
タイヤハイトが低くサイドの露出が少ないのでサイドカットリスクも低いため、
路面状況を問わず安心して使用できます。
平地や荒れた山岳などを中心に1000kmほど走行しましたが
未だパンクもありません。
テストした感覚があまりにも良かったため、
『全日本実業団富士スピードウェイサイクルロードレース』で
実戦投入してみたのですが、70km/hに達する下りでも
全く不安に感じることもなく自信をもって車体を傾けられました。
並走する選手がインから膨らんできた場合も落ち着いてコントロールして
ラインを変更することができたし、高速域でのコントロール性能は
随一ではないかと思います。
ただ、難点として空気圧管理が難しいところがあります。
推奨空気圧は9~10BARという狭い範囲ですし
高圧なので空気が抜けやすい部分があります。
また、軽量チューブを使用しないとせっかくの高性能を
スポイルしてしまう傾向にあります。
ベストなのは同社の超軽量チューブ『フライウェイト』等の
軽量ブチルチューブを使用することです。
今まであらゆるメーカーのタイヤを使ってきましたが、
正直な話をするとこのタイヤよりも軽くて転がるタイヤはあります・・・が、
クリンチャーレーシングタイヤの中では随一と言っていいほどの
コーナーリング性能及び安定感。
高速域でテクニカルなコーナーワークを要求されるロードレースにおいては
これ以上のタイヤはないと自信を持って言えます。
【マキシス ラディエール22c】
サイズ : 700×22c
カラー : ブラック
コンパウンド : 62a/58a/50a
TPI : 120
ビード : フォルダブル
重量 : 210g
最高空気圧 : 145psi
価格 : 7,980円
【マキシス ラディエール23c】
サイズ : 700×23c
カラー : ブラック
コンパウンド : 62a/58a/50a
TPI : 120
ビード : フォルダブル
重量 : 225g
最高空気圧 : 145psi
価格 : 7,980円
★ラディエール特設ページ
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